2017/6/14の誰かの暮らし
2017/6/14 水曜日 東京(くもり)25℃-15℃
17人の方から投稿があって、びっくりです。ありがとうございます。さすがにこの分量だとコメントが厳しいので、後日に回させてください! 嬉しい悲鳴です。
#1
「ねえ、なんか今日無理かも」
私が今日恋人に言った台詞だ。睡眠不足のせいかいつも以上に性欲がなかった。普段からどれくらい性欲が弱いかというと、Twitterしながらセックスできるしセックスしながら眠れるくらい。
彼も男にしては性欲が弱い方なのでまだマシだが、私が人並みに性欲があったらもっと楽しかっただろうし、恋愛にももう少し積極的になれたのではないかと思う。
ずっと女はこんなものだと思っていたのだが、知らない女子大生の裏アカにフォローされることが増え、性欲が強い女性が多いことに驚いた。性欲は男女差よりも個人差の方が大きいのではないかという推測をしているが、実際どうなのだろう。
友人間でこういう話をするのは気が引けるので、よければ渡邊君やこのブログの投稿者/読者のみなさんに意見を伺いたいです。
#2
友達がまたモテてた。恋人は作らず、不特定多数の人に言い寄られた状態を保つのが好きなんだと思う。誰もが振り向くほどの美人ってわけじゃないのに、モテる。可愛いし愛嬌あるし。でも多分それだけじゃなくて、すぐやれそう感みたいなのがあるんだろうな。そういうのってどうやって醸し出すんだろう。羨ましいなぁ。インスタのストーリーとかにモテてること匂わせた投稿したいなぁ。
#3
窓から外が見える場所でずっとパソコンをいじっていた1日。途中で空がめちゃめちゃ晴れているのに気が付いたのでついベランダに出た。それで、手すりにもたれた体勢のまま訳もなく体を乗り出して真下を見てみました。もちろんどうこうする気は微塵もないんだけど、外から私の姿を見てる人がいたらたぶんひやっとしたと思う。ぼんやりと空を眺めながらテレビで聴いた好きな曲を鼻歌で歌ってたら15分くらい経っててびっくりした。
やっぱり天気の良い日は外に出ないと生きた心地しないよ、早くどっかに逃げ出したい。
#4
今日は久々に就活だった。
女性が多い業界だからか、学生らも何気なくマウンティングしている感じがある。
もろに目元を整形した感じの学生がいた。整形した友人と目元がそっくり(少し不自然な感じ)だったのですぐにピンときた。
「美人さん~!」って言われたその子は照れながらも
「両親に感謝ですぅ~」って言ってた。
絶対嘘でしょそれ~
って思った、心の中で。
#5
起きて時計を見てヒヤッとした。あと30分でもう家を出なきゃいけない時間だ。5限すらきちんと出られない。急いで家を出ようとしたのだけれど冷蔵庫を開けたら母親が作ったオムレツがあって、猫が足元に擦りついてあうあう鳴くので、まあ少しくらい遅刻してもいいかなと思った。
6限までだらだら受けて、ちょっと飲もうとしたのだけどあまりお腹がすいていない。お腹が空くまで歩いてみることにした。良さそうな赤提灯は大体道の反対側に現れて、信号を待ってようやっと渡ってみると全然美味しそうじゃなかったりする。ぺらぺらのプラスチックで大げさにメニューがどかどか書いてる店って全然美味しそうに見えない、なんかなあ。せっかくなら雰囲気まで道具にして飲みたいよね。新大久保の辺りで白髪頭のおじさんがヒステリックに喚いてる立ち飲み屋を見かけたので入った。従業員が足りていなそうでなかなかお酒が来ない。けど安いからまあいっか。シャリ金2杯でまずまず酔っ払ったので、これからおじさんの家に行く。おじさんは私よりも16歳も上で、焼き鳥屋さんで、前髪のところはもうずいぶんつるつるになってしまっていて、私の事を凄く好きでこれは運命だと言う。けど付き合ってはいない。おじさんの家には私の観たことがない映画が沢山あってどきどきする。今日はウェスアンダーソンのライフアクアティックか、熊切和嘉の海炭市叙景でも観ながら、おじさんが帰ってくるのを待とうと思う。寝ちゃってもいいかなとも思う。映画を観に行ってるのか、深夜に帰ってくるおじさんの炭火臭い手でがしがし混ぜられたいから行ってるのか、そろそろ分からなくなってきたこの頃だけど、酔っ払ってしまえばどっちでもいいし、どっちもでもいいし、そろそろ惚れてあげてもいいし。ところで左隣のサラリーマン、すごく細い煙草を吸ってるんだけど、折れちゃったりしないのかな?
#6
二人の相手をして一万円もらった。心労含めての時給五千円。風俗の仕事は私に向いてなかった。ちまちま昼職でがんばります。
#7
今日も生きた
#8
戯曲を書きたい。かっこいいやつ。
#9
今回で会うのが2回目の男性に「内定祝いにご飯行こう」と言われ行ってみたら駅ビルのレストランエリアのお店だったんですよ。私ものすごく頭にきてしまったんです。お店探すの好きだから任せてって言っといてこれかよってね。
でも落ち着いて考えたらなぜここまで腹が立ったのか分かりました。その人と会うことではなくておいしいちょっと高級なものを食べることをメインの楽しみにしてたからなんですよね。その人自体にはなんの魅力も感じていないし、その人と過ごす時間自体にも価値を全く見いだせないって。
彼氏と帰りに待ち合わせて駅ビルでご飯とかすごく楽しいと思いますよ。フードコートでもサイゼリヤでもね。
だから駅ビルに連れていかれたこと、「俺と会うだけで楽しいでしょ」感があって嫌だったんですね。
#10
世の中に事実はなくて解釈しかないって誰かが言ってたけど、人に正義がある限り政治って上手くいかないんじゃないかと今日はと思った。
#11
ウイルス性胃腸炎で体調が悪かったけど、2限には出た。もうそれだけで今日は上出来だ。周りの人も体調崩している人が多い。季節の変わり目だからか。
早く夏休みになって どこか遠い場所に行きたい。
#12
今日はいつもより早く出勤しないと行けなくて、7時にめざましかけたのに7時半に起きた。
昨日炊いたご飯がまだジャーに入っていて、急いでラップに包んで冷ましたけど家を出るまでに冷めなかった。
彼氏がまだベッドで寝ていたから、ごはん冷凍庫に移してから出勤してねってお願いして家を出る。
乗りたい電車には間に合ったけど雨と混雑で総武線遅延。
ぎりぎり間に合ったからよかったけど。
仕事はこの上なく退屈。
退勤してからロフトでお買い物しようと思って有楽町に寄ったのに、ロフトなくなってた。銀座2丁目のほうに移転するんだって。
悲しいからかわりにマルイでぶらぶら。ツモリチサトの浴衣欲しくなった。一式揃えたら7万円。高い。ボーナス使っちゃえば買えるけど。でも高い。悩ましい
それからおうちに帰ってシャワーを浴びて、男友達からのみのお誘いがきたから髪だけ乾かしててきとーにメイクして向かう。
家を出る時、ごはんがきちんと冷凍庫に移っていることに気付く。彼氏ありがとう。
でもこんな夜中から男友達とのみに行きます。もしかしたらせっくすするかも。ごめんなさい。
っていう電車のなか。なう。
#13
仕事をした。平日は仕事。
仕事はいつもどおり、と思ったが、今日は少しだけふわっとしていた気がする。もっときびきびと、次にすることを計画して動きたい。動けるはずだ。何に浮き足立っているのかはわからないが。
職場の健康診断も早く終わらせてしまわなければ。
あ、そうか。浮き足立っているのではなく、少し今日は体調が万全ではないのだった。薬と仲良くする日が続く。
夏に気軽に持てるカバンが欲しいと思っているが、具体的なイメージはない。いつも、欲しいもの・したいことは具体的にならない。欲求がないわけではないのに、何が欲しくて何がしたいのか一向にわからないなんてことがよくある。
最近は少しだけ具体になった。たった一人との出会いで変化が起こることがあるんだなと思い知った。
よいカバンとも出会えたらいいな。
仕事が好きだけど、最近モヤモヤすることがあったりもして、やっぱり肝心要は人だと思う。人。
明日も適度に忙しくありますように。
#14
説明会に参加した企業から
「こんばんわ!」ってメールがきた。
もうここは選考に進むのはやめておこうって思った。
新卒社員が「同期既に3人やめた」とかも言ってた。それ言っちゃって大丈夫なん???
こわいこわい。
#15
もう夏なんだなとふと思った
夜の7時近くでも空の遠いところ、ビルのすき間にはまだ陽の面影が残っていた
冬はこんな時間はすっかり冷えきって真っ暗なのに
自分の目の前にはサラリーマン、50代くらいだろうか、おじさんが座っていた。何も面白くないと言ったように口をへの字に曲げ何も見たくないとでも言うようにまぶたをグッと閉じていた。
サラリーマンってどいつもこいつも同じ顔してるよなって思う。世の疲れというものを圧縮してそのまま貼り付けたみたいな顔。
そんなことを考えていたら、自分の顔が他の人にはどんなものに見えているのか気になり出した。
自分もこの目の前のサラリーマンと同じような顔のない顔をしてるんだろうか。
消費され尽くし老いさらばえるだけの大人の姿なんだろうか?
駅から歩いて蜂の巣みたいな家に帰る。周りには同じようなマンションが立ち並んでいる。
もし今、自分の家に帰らないで、この蜂の巣の中の一室に入ったとしても、そこの住人は何も気づかず迎えるんじゃないかと考える。
きっと、自分も顔のない顔をもったサラリーマンで、そこの一室にいるのは顔のない顔の嫁と顔のない顔の子どもだろうから。
#16
部屋の照明の中に虫が入り込んでいた
最近いいことないし救ってあげれば虫が恩返ししてくれるんじゃないかなって思って助ける
助けた虫はどっかに消えた
この狭い6畳の部屋にいるんだからウッカリ踏んじゃわないといい
去年の夏に豪雨の中服にしがみついていたカナブンが可哀想でアパートまで連れて帰ったことを思い出した
ゼリーをあげて朝になったら放してあげようかなって思って起きたらカナブンはいなかった
朝起きたら恋人がいなかった時ってこんな気分なのかなとか考えたり
あのカナブンはどこに行ってしまったのか
救ったことで良いことはなかったっけとか
そんなことを思い出した
#17
これは先輩と交換日記してた時にも思ったことなんだけど、日記を細かく書きすぎるので、細かく書く時間がある日=暇な日にしか書かない、そうすると暇だった日のことしか記録に残らない、で、わたしの日記を読むと、いつも暇な人みたいに見えるみたい。個人的には、いろいろあって楽しかった日のことこそ記録に残して後で思い返したいんだけどな。
日記を書いてるってことは、今日も暇だったってこと。糸こんにゃくでビビン麺を作ったらめちゃくちゃ美味しかった。テキトーに作った料理が美味しいと「よっ料理上手!わたし、わたしと結婚してよかったよ!」って思う。
いや暇ではなかった、一日中ものを書いてたんだけど、人に会わなかったので精神的に暇だった。
クラシを久々にさっと何日分か読んだ。暗くてうじうじした人が好きなんだけど、身近にいて一方的に気に入ってるそういうタイプの人も普通に異性と付き合ったりするんだろうなと、何日かの何番目かの日記を読んで思った。「嘘つき!」って思ってしまったけど、別に嘘つきでもなんでもない。ごめんなさい。
*1:性欲は男女の差というよりも個人の差であることは間違いないと思います。何故か、性欲というものは兎角男性性と紐付けられてしまうようなイメージがあって、女性が性的なものについて語ると白い目で見られるような現状がないこともないと考えているのですが、そういうのはあんまりよくないと思います。ということなどを皆さんと一緒に考えたいのですけれど、どうですかね?
*2:モテてることを匂わせた投稿ってなんだろう。なんか食べ物の向こうに(ヘテロ社会の文脈で語るならば)異性の腕が映っている、とか? ぼくはよく(不本意だし、そんなことはないと思うのだけれど、)「B専」と友人に言われるのですが、やっぱり人間は外見じゃないと思います。きれいごとではなく、ほんとうに。
*3:ぼくは一階に住んでいるので、高いところに暮らしたいな、というのはよく思います。昔は六階に住んでいたのですけれど、なんか追い出されました。窓については、堀江俊幸の『戸惑う窓』がすごくオススメなので、ぜひ。
*4:両親に感謝です、って言うことができるのもすごいですよね。自分の外見に自信を持つことができるのって、すごいです。特にぼくは外見にコンプレックスが様々あるので。いいなあ、美少年、美少女に生まれたかったな。これから頑張ります。
*5:美味しそうな飲み屋さんの見分け方って、難しいですよね。赤提灯が出てるところって、なんだか憧れますけど、やっぱりピンキリです。「おじさん」との関係が、なんだか現実のものとは思えなくて、ぞくぞく(?)しまいました。「おじさんの炭火臭い手でがしがし混ぜられたいから行っているのか」って、すごいと思います。凡庸なことばで申し訳ないけれど、やっぱりすごい。
*6:「昼職」ということばにあまり馴染みがないです。なんか、あまりいいことばではない気がするな。なんとなくですけど。
*7:おつかれさまです。明日もせっかくなので、生きることができたらいいですね。
*8:戯曲、一度だけ書こうとしたのですけれど、やっぱりむずかしいです。よかったらいろいろおしえてください。
*9:デートをしよう、と思ったときの店選び(特に気心が知れていないひととの)って、すごく気を遣うところがあると思うのですけれど。駅ビルかー。やっぱり世のひとびと的にはマイナスなんですかね? ぼくがひととデートするときに駅ビルの店を選ぶかと言われれば、たぶんないと思うのですけれど、連れて行かれてもあまり不満はないかもなあ。ただ、態度の問題ですものね。
*10:(嫌いな人、忌避する人も居る、という前提を知った上で)政治の話を少しだけすると、テロ等準備罪が可決されました。ぼくがこの法案についてどうこう言うつもりはないのですが、やっぱり思想の違いがレベルの低い口論でなんとかされちゃおうとしているのは、観ていて気持ちが良くないですね。
*11:ウイルス性胃腸炎って出席停止になるやつでは!? そういえばぼくはここ数日ずっとお腹の調子が悪いです。ウイルスをもらってしまったのでは!? 撒き散らす系のやつはしっかり家で治したほうがいいですよ……! 今年の夏休み、どこに行こうかな。
*12:最近、よく「セックス」が「せっくす」と表記されているのを見る気がする。意味しているところは同じなのに、なんか「せっくす」の方が可愛い気がするのって、ひらがなの引力? 魔力? ですよね。
*13:うわー! カバンの話、すごく分かります!!! ぼくもずーーーっとこの世に存在するか分からない、でも死ぬまでには手元に置いておきたい物が頭にあります。
それがいったいなんなのか、どんな形なのか、どんな色なのか全く分からないのですけれど、でも、見ていて身体と心が剥がれてしまうようなものということははっきりしています。いつか見つかるといいです。
*14:絶対その会社入りたくないですね。ことばに対して妙に潔癖なところがあるので、「こんばんわ」は苦手です。パワポの字思いっきりミスってたりすると、やっぱり、
「ええ……」ってなっちゃいます。でも、同期が辞めた話とかしてくれるなら、すごく正直に採用活動をやってらっしゃるか、よっぽどのあれですね。あれ。
*15:「サラリーマンにはなりたくない」言説が巷に蔓延っているそうで。サラリーマンがみんな同じ顔に見えてしまうっていうのは、よくCMとかでやってる「お父さんが頑張ってるんだ」的な演出とは方向を異にしてますね。レヴィナス? でも、「そういう人たちが画一的でつまらない暮らしをしている」なんてのは、絶対に有り得ないと思います。
*16:虫、苦手なんですけど、「蜘蛛は殺したらだめ」というルールがなぜか頭に刷り込まれていて、蜘蛛だけは逃がします。でも、殺したらだめなのは朝蜘蛛だけで、夜の蜘蛛は盗人の先遣いらしいです。ばんばんやっちゃってください。
*17:ビビン麺ってなんだろ。後で調べます。なんか面白そうな麺だな。ビビンバの仲間ですか? わたし、わたしと結婚してよかったよって、面白いですね。ぼくはぼくと一生一緒ですもんね。大事にしてやらなければいけない。