2017/6/19の誰かの暮らし

2017/6/19 月曜日 東京(晴れ)31℃-17℃

 

2017/6/19、ぼくはひとが点滴しているところをまじまじ見るという不思議な日でした。たくさん日記を送っていただいたのですが、どこまでが6/19の日記で、どこからが6/20の日記か分からないので、適当に分けます。ごめんなさい、ぼくはいまお酒を飲んでいるので、適当に分けてしまいます。6/19に載っていない方も、6/20の日記には載っていると思うので、安心してください。「この日記は6/19分だよ」とご指摘頂けるのであれば、投稿フォームからお願い致します。

 

 

 

 

#1

わたし、目玉焼きにはソース派だったんだけどなあ

 

*1

 

#2

今日も8:40に出社し「なんでこんなことしてんだろ。」「意味あんのかな」「社会の人間関係クソめんどくせえな」と考えながら、真っ当なふりして過ごしてた。

「好き」を仕事にできなかった成れの果て、想像以上にしんどいな

 

 

*2

 

#3

「いいですか、社会に出たら、楽しそうにしててください。楽しそうにしてる人に楽しそうな話は来ますから。楽しそうにしてると日本人は叩きたがるから黙ってますけど、楽しそうにしてる人ってそこそこいるんですよ」

 

今日会った面接官のおじさんに言われた。楽しそうにしてると叩く、なんだそれ 地獄かよと思ったけど、ねぇ、Twitterじゃん。なんかイヤな人に言われたら受け入れがたかったけど、今日のおじさんは本人がえらく楽しそうだったので受け入れたいなと思った。就活も悪くないじゃん、って思ってそれをどうしても否定したがった、自分ごと。

 

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#4

今日はサバの水煮ともやしを食べましたが、お腹いっぱいになったら今とても眠いです

 

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#5

 昼過ぎまで寝ていて二限に行けない。次の授業は五限である。暇だった。カウボーイビバップをパソコンで垂れ流しにしながら鍋に水を注ぎ、コンロにかけた。ながく寝たとてそれは必ずしも睡眠の質を保障するものではない。現にきょうは、起きたばかりなのに疲れきっている。そのうちぼこぼこ湯の沸く音が聞こえてきた。卵を突っ込んでまたベッドにもぐりこむ。布団には、恋人の匂いがつよく残っている。そこに自分の匂いは無い。きっと自分ではわからないものなのだろう。私は、暗記の際に使っていた方法を思い出した。赤やオレンジのインクで覚えたい箇所を書く。それは赤い半透明の下敷きを通すと、見えなくなるのだった。

 

 再生画面を見、五分ほど経っていたことを確認した。のろのろ起き上がって鍋に蕎麦を投げた。戻ろうとして、思いついて、ふえるわかめちゃんも一緒に投げ入れることにした。そうして、わりかし立派な蕎麦ができた。おいしかった。めんつゆを割るのに豆乳を使うと豚骨っぽくなるという新たな知見を得た。

 

 五限を終えてサークルに顔を出した。来ている人数が少ない。先週は十何人いたはずである。こんなもんでいいと思った。サークルなんてものに拘束力はいらないのである。いってしまえばサークルに限らず、人が集まってできているもの、それは単なる個人の集合体であって統一体ではない。そこに人格はないのである。自意識の大きい人間は、自分vsその他という二項対立を設定しがちであるがそれは成り立たない。自分に相対するような人物像らしきものは個人をおいてほかのものには存在しないからである。

 

 54‐71が好きだという新入生が来るのを待っていたがバイトの面接のためあえなく退散、新宿へ向かう。ジャズ喫茶なので、店長に、ジャズは詳しいんですかと聞かれた。いや全然、と答えて頭によぎるのは、「Can you speak English ?」と問われたとき「A little」と答える日本人、という挿話である。少しでも話せるならば、イエスと胸を張ればよい。まったく馬鹿である。私は、こういうことを考えながら、いや全然、と答える。それは日本人という幻想への趣味の悪い当てつけなのだった。

 

 無事受かったのでうれしかった。うれしいついでに定食屋に入る。厨房に近いカウンター席だったためかホールの女性が背中に何度かぶつかる。都度日本語で謝っていたのが、三回目でとうとう「Sorryね」になった。すこぶる発音のよいSorryだった。

 

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#6

まだまだ今日を生きられそうな気がしているけど、今日はここまで。早起きした朝は機嫌がわるいけれど少しするととてもきもちがよくなる。最近は空気が温かくなった。風がぬるい。むかし、高校のころはこの季節に外でアコギ弾いてたな。ノスタルジー。構内のベンチに座ってたら、前で男の子がアコギ弾いてて、それこそむかしを思い出して泣きそうになった。なんで泣きそうかというと、そのむかし、高校時代に身を滅ぼすよな大恋愛をしまして(ぼろっかすに見事砕け散った)、むり〜しぬ〜って思ってたのにいまではそんなことも笑える大学生になってしまったからでした。うーむ、ちょっぴり大人になっちゃった。この懐古主義は、いつまで光るんだろう。まだまだ意地のように持っていたい宝もの。あ、今日蚊に10箇所くらい刺されました。殺す。

 

 

*6

*1:ぼくは目玉焼きには胡椒だけ派です。ソース派だったんだけど、どうなったのか、っていうかソース派だったのに、どうして変わってしまったのか、気になります。例えば恋人が目玉焼きにソース派だったとしても、ぼくは胡椒を押し付けないと思うけれど。

*2:ぼく、来年から広告? 系? の会社に就職することになってるんですけど、正直言って何も分かってないし、そこでそろそろと働けることができたらいいと思っているのですけれど、やっぱりまずいのかな。かといって、今日、就職先が完全に決まったばかりです。はー。とりあえずやるだけやってみますね。

*3:Twitterに限らず、楽しそうにしている人を叩くのってほんとに気持ち悪いなと思うんですけど、たぶん自分より楽しそうに/裕福にしてる人をどうしても許せないひとたちが世の中にはたくさん居るんでしょうね。関係ないからいいと思うんだけど。人に格段に興味がある人たちなんでしょうね。

*4:ぼくは家で納豆と肉餃子とキャベツを食べて、ウイスキーを5杯くらい飲んでからこれを書いています。後ろに引っ張られてる感じ、するなあ。いま寝ちゃうと明日すごく早起きしてしまうから、12時までは頑張って起きてます。水煮って面白いな。だいたい水だろ煮るのって。

*5:カウボーイビバップ!!! 数少ない、ぼくが最後まで観たアニメです。いつかお話できたら嬉しいな。ぼくの家の近くに、ネパール人の方が経営されているカレー屋さんがあるのですが、店を出ていく時に「どうもありがとGood Night Thank youね!バイバイ!」と言ってくれます。発音が全部おかしいんですけど、それが好きで、カレーが食べたくなるとそこに行きます。全然日記関係無いな。酒飲んでるんでゆるしてください。

*6:何型の人が蚊に食われやすいのでしたっけ。忘れてしまいました。身を滅ぼすような大恋愛、してみたい、と言ってしまうと書き手の方に悪いのかもしれないけれど、一人の他人を狂おしいまでに求めた経験があるか、と言われれば、ないのかもしれません。